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駿河の白隠さん

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2018年2月10日(土)~3月25日(日)
「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」と称えられた白隠慧鶴(はくいん えかく 1685~1768)禅師は、臨済禅の中興の祖で、特に禅の民衆化に努めたことで知られます。
白隠は、江戸時代中期、駿河国原宿(現・静岡県沼津市)の町屋に生まれるも、15歳で出家して原の松蔭寺に入り、諸国を行脚して飯山(現・長野県)で悟りを開き、32歳の時、請われて松蔭寺に帰り、これを復興。晩年は三島の龍澤寺を開山し、松蔭寺で84年の長寿を全うしました。
その間、特に60代後半以降(宝暦~明和期 1751~72)、達磨や観音、あるいは祖師のほか、様々な恰好の布袋や大黒をはじめとした七福神、親孝行などを説いた墨蹟や絵画を揮毫しました。宝暦・明和といえば江戸で錦絵が誕生し、京では白隠に参禅した池大雅や伊藤若冲が活躍した時代です。
本展は静岡の寺院や在家居士宅に伝来した白隠の書画を中心に、135件を一堂に会し、その画風の変遷や江戸絵画への影響を探るものです。江戸時代の社会における白隠、美術史的側面からみた白隠を改めて顕彰します。ご期待ください。

【白隠禅師250年遠諱記念展 駿河の白隠さん 作品リスト】

前売券
販売期間:12月8日(金)から2018年2月9日(金)まで販売
静岡市美術館、チケットぴあ(Pコード768-734)、ローソンチケット(Lコード41772)、セブンチケット(セブンコード059-921)、谷島屋(パルシェ店、マークイズ静岡店)、戸田書店静岡本店、MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店

【大学生・高校生及び70歳以上の方へ】
「白隠禅師250年遠諱記念展 駿河の白隠さん」会期中、展示室に入場する際に年齢確認をさせていただきます。
ご来館の際には、チケットと一緒に年齢の確認ができるもの(免許証、学生証等)をお持ちください。
ご協力お願いいたします。

【駿河の白隠さん】佐野美術館では画題に注目!
5月26日(土)〜7月1日(日)
会場:佐野美術館(静岡県三島市) tel 055-975-7278
※本展チケット半券で、さのびの白隠展が2割引!
佐野美術館ホームページはこちら

主催:静岡市、静岡市美術館 指定管理者(公財)静岡市文化振興財団、静岡新聞社・静岡放送
後援:静岡市教育委員会、静岡県教育委員会、臨済宗妙心寺派、白隠宗大本山松蔭寺
助成:芸術文化振興基金、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
特別協力:佐野美術館
特別協賛:日本ロレックス株式会社