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徳川家康公顕彰四百年記念事業 没後100年 徳川慶喜展

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第三章 文人の営みと眼差し 第一節 維新後の再生
第二節 慶喜の油彩画を読む
第三節 慶喜の眼差し―撮影写真より

慶応4年(1868)7月、将軍職を辞した慶喜は水戸・弘道館から駿府(静岡)の宝台院に移る。翌明治2年9月に謹慎を免じられ、明治30年まで静岡で過ごした。当時最新の技術であった写真、油彩画のほか、放鷹、釣り、投網などに打ち込む慶喜の姿は政治的野心と無縁であることを暗示していただろう。
ここでは、慶喜と開成所の画家たちの作品を展示することで近代洋画草創期の姿を探りたい。また、静岡の写真師・徳田孝吉とともに二人三脚で撮影したアマチュアカメラマン・慶喜の写真も紹介する。


■慶喜の油彩画を読む-近代洋画草創期の頃

「西洋風景」 徳川慶喜筆 久能山東照宮博物館蔵

重要文化財「美人(花魁)」高橋由一筆
東京藝術大学蔵


「婦女図(来信)」伝川上冬崖筆 長野県信濃美術館蔵

「バラと扇子を持つ女性像」島霞谷筆 個人蔵

洋学の粋が集結した幕府開成所には、日本近代洋画の父・川上冬崖の指導のもとに高橋由一や、慶喜油彩画の師・中嶋仰山、そして島霞谷らが学んだ。
開成所の絵画様式を探り、慶喜の油彩画を読む初の試み。


シンポジウム「徳川慶喜の油彩画を読む―幕府開成所と近代洋画」
パネラー: 山梨絵美子氏(東京文化財研究所企画情報部副部長)
滝澤正幸氏(長野県主幹学芸員)
古田亮氏(東京藝術大学大学美術館准教授)
齊藤洋一氏(松戸市戸定歴史館館長補佐)
(司会 吉田恵理・当館学芸員)

日時:11月16日(土)14:00~16:30(要申込)
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■慶喜の眼差し―撮影写真より

「古写真 紺屋町邸(池・舟)」徳田孝吉撮影 茨城県立歴史館蔵

静岡時代:写真師・徳田孝吉と一心同体

「古写真 安倍川鉄橋上り列車進行中之図」徳川慶喜撮影
茨城県立歴史館蔵[前期展示]
東京時代:スナップショット

「東京博覧会第一会場(《徳川慶喜撮影写真アルバム》より)」
徳川慶喜撮影 德川慶朝氏蔵


「ミニマムホルモス ステレオカメラ」徳川慶喜所用 久能山東照宮博物館蔵


「古写真 徳川慶喜(写真撮影中)」
徳川昭武撮影 茨城県立歴史館蔵

「古写真 松戸町角町」
徳川慶喜撮影 松戸市松戸定歴史館蔵