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小倉遊亀と院展の画家たち展



院展を舞台に繰り広げられた日本画革新の歩み

横山大観、菱田春草、今村紫紅、安田靫彦、速水御舟など時代を代表する日本画家たちの名作が勢揃いします。西洋風の奥行きある空間表現、目の粗い顔料を用いた物質感ある絵肌、緻密な写実表現、歴史を描く試みなど、彼らの創意工夫の軌跡は、日本画革新の歩みといっても過言ではありません。


小倉遊亀の明るく、温かく、たのしい世界

戦前から日本画家としての道を歩み始めた小倉遊亀は、第二次大戦後、日本の社会も美術も劇的に変化する中で才能を大きく開花させました。俵屋宗達を敬愛する一方でマティスやピカソなど西洋の新しい表現にも目を向け、人物や静物などを題材に、鮮やかな色彩と簡潔な構成のモダンな作品を次々と生み出しました。
遊亀は信仰心に厚く、絵を描くことを修行と捉えていました。105歳までひたむきに描き続けたその作品には「花も果実も、人体も、いずれかほとけの姿ならざる」という彼女のメッセージが込められているのです。


滋賀県立近代美術館が所蔵する日本有数の日本画コレクションが一堂に!

昭和59年(1984)に開館した滋賀県立近代美術館は同県出身の小倉遊亀の生涯の代表作の多くを所蔵するとともに、遊亀と関わりの深い日本美術院の画家たちの作品も長年にわたり収集してきました。改修休館中だから可能になった贅沢な展覧会です。



小倉遊亀 《画人像》 昭和37年(1962) 再興第47回院展 [後期]
滋賀県立近代美術館