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印象派への旅 海運王の夢

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バレル・コレクション73点、すべてが日本初公開!

これまでグラスゴーでしか見ることができなかったバレル・コレクション。本展は同館閉館中だからこそ実現した、またとない機会です。ビジネスの世界に身を置くバレルが好んだ、人々の日常や海景が描かれた作品を通して、彼のコレクターとしての姿にも迫ります。



エドガー・ドガ《リハーサル》1874年頃 油彩・カンヴァス
© CSG CIC Glasgow Museums Collection

門外不出のドガの名作《リハーサル》

バレエのリハーサルに励むダンサーたちを、離れた所から覗き見るような、ひっそりとした雰囲気が漂う本作。しかし、手前のフロアの空間は大きく取られ、左側の螺旋階段の上からダンサーが降りてくるなど、その構図は大胆です。バレル・コレクションのなかでも特に大事にされてきた、ドガの知られざる名作をお見逃しなく。




ギュスターヴ・クールベ
《マドモワゼル・オーブ・ドゥ・ラ・オルド》
1865年 油彩・カンヴァス
© CSG CIC Glasgow Museums Collection

ウジェーヌ・ブーダン《ドーヴィル、波止場》
1891年 油彩・板
© CSG CIC Glasgow Museums Collection


テオデュール・リボー《楽器を奏でる人》
1862年 油彩・カンヴァス
© CSG CIC Glasgow Museums Collection

アンリ・ファンタン=ラトゥール《春の花》
1878年 油彩・カンヴァス
© CSG CIC Glasgow Museums Collection


ヤーコプ・マリス《ペットの山羊》
1871年 油彩・カンヴァス
© CSG CIC Glasgow Museums Collection

アンリ・ル・シダネル《月明かりの入り江》
1928年 油彩・カンヴァス
© CSG CIC Glasgow Museums Collection
コレクション形成の立役者

グラスゴーの画商アレクサンダー・リードはバレルをはじめ、スコットランドの美術愛好家たちに同時代のフランスやオランダ美術を紹介しました。リードは一時期パリで、フィンセント・ファン・ゴッホの弟で画商のテオと一緒に暮らしていたことがあり、本作はその頃に描かれました。



フィンセント・ファン・ゴッホ《アレクサンダー・リードの肖像》
1887年 油彩・板 ケルヴィングローヴ美術博物館蔵
© CSG CIC Glasgow Museums Collection
シスレー、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ

本展では、ゴッホの肖像画のほか、バレルと同時代にグラスゴーの海運業で財をなしたウィリアム・マキネスが集めたシスレー、ルノワール、セザンヌらの作品が、ケルヴィングローヴ美術博物館から出品されます。7点のうち3点が日本初公開です。



ピエール・オーギュスト・ルノワール
《静物―コーヒーカップとミカン》
1908年 油彩・カンヴァス
ケルヴィングローヴ美術博物館
© CSG CIC Glasgow Museums Collection

ピエール・オーギュスト・ルノワール《画家の庭》
1903年頃 油彩・カンヴァス
ケルヴィングローヴ美術博物館蔵
© CSG CIC Glasgow Museums Collection


ポール・セザンヌ
《エトワール山稜とピロン・デュ・ロワ峰》
1878-79年 油彩・カンヴァス
ケルヴィングローヴ美術博物館蔵
© CSG CIC Glasgow Museums Collection
スコットランドの画家たち

19 世紀末のスコットランドの美術は、イングランドではなく、オランダやフランスからの影響を受けていました。バルビゾン派から影響を受け、伝統的なアカデミズムから距離をとった「グラスゴー・ボーイズ」や、印象派やフォービスムの画風を学び、明るい色面を取り入れた「スコティッシュ・カラリスト」など、スコットランドの画家たちも紹介します。



サミュエル・ジョン・ペプロー《バラ》
1900-05年頃 油彩・カンヴァス
© CSG CIC Glasgow Museums Collection

ジョゼフ・クロホール《二輪馬車》
1894-1900年頃 水彩、グワッシュ・麻布
© CSG CIC Glasgow Museums Collection

所蔵の記載がないものはすべてバレル・コレクション