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いつだって猫展



第3章 人か猫か、猫か人か

天保12~13(1841-42)年頃、江戸に大きな「猫ブーム」が到来します。浮世絵師・歌川国芳が次々に猫を題材とした戯画を版行、中でも団扇絵「猫の百面相」は「今世の中の流行」として紹介されるほど人気となりました。ブームは浮世絵だけにとどまらず、役者が猫の顔を描いた団扇を持って踊る歌舞伎「猫の所作事」は大評判。さらに国芳の挿絵による猫を擬人化した合巻本『朧月猫の草紙』はベストセラーとなり、猫ブームに拍車をかけました。ここではこれら天保期の猫ブームの背景や、猫ブームの立役者・歌川国芳について紹介します。

猫の団扇を使って恋占い!
よく見ると猫は役者の似顔絵

歌川国芳「二代目市川九蔵のあわしま庄太夫」
天保12(1841)年 個人蔵
当時評判!菊川国丸の曲鞠
国芳は猫を擬人化して描く

歌川国芳「猫の曲鞠」天保12(1841)年 個人蔵
様々な〝よし〟を集めた「よし尽くし」
愛猫家・国〝よし〟は猫を〝よしよし〟?

歌川国芳「浮世よしづくし」弘化4-嘉永元(1847-48)年 個人蔵
猫集まって…猫になる!?

歌川芳藤「小猫をあつめ大猫とする」
弘化4-嘉永元(1847-48)年頃 個人蔵

第4章 福を招く猫